日本輸血・細胞治療学会

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理事長挨拶

一般社団法人日本輸血・細胞治療学会 理事長 室井 一男
 日本輸血・細胞治療学会は、前身の日本輸血学会(1954年設立)から数えて約60年の歴史を有する国内で有数の学会です。会員数約5,500人、うち医師以外の会員数(主に臨床検査技師と看護師)が約4,000人(75%)を占めることが特徴です。扱う領域は、輸血療法に係わる基礎的・臨床的分野から、細胞療法に係わる基礎的・臨床的分野まで広い領域を扱っています。細胞療法とは、主に造血幹細胞移植を意味していますが、その中の細胞の採取、処理、保存、払い出し、輸注に係わる作業を主な対象としています。
 当学会の使命の一つに、輸血・細胞療法の分野における科学的根拠(エビデンス、EBM)の構築があります。これには、医師の行う診療に限らず、看護師が行う看護にも、臨床検査技師が行う検査にも当てはまります。輸血・細胞療法には、慣習的に行われている医療行為があり、それらに対するEBMが十分に構築されているとは言えません。今後、学会として、職種に係わらず一層EBMの構築に力を入れる必要があります。
 当学会のもう一つの使命に、日常診療で行われる輸血・細胞療法が安全に行える体制を構築することがあります。質の高い医療は、患者さんの診断と治療に良い結果をもたらします。いわゆるチーム医療を推進しなければなりません。それには、輸血・細胞療法の専門家として、該当する認定を取得する必要があります。そして、認定を活かし、自身の属する組織、より広域の団体・組織の中で、質の高い医療、看護、検査を行うべき指導力を発揮する必要があります。学会としては、関連する学会・団体・組織と一層密な関係を築き、皆様の力が発揮できるよう環境整備に尽力いたします。
 会員皆様のご協力と歴代理事長の指導力によって、当学会は目覚ましく発展し、輸血・細胞療法の分野で大いに社会貢献してまいりました。今後とも、当学会の活動に対し、会員皆様のご協力と関係者のご理解をお願い申し上げます。

平成27年6月1日
一般社団法人日本輸血・細胞治療学会 理事長
室井 一男